§40. 輝きを与えた曲線の背景画像

 フリーハンドで描いた直線を曲線に変換し輝きを与えます。次に、この直線にマッチする背景を描画して一つの背景画像を作成します。

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     完成画像。

Step1-2 フリーハンドの直線。

Step1-3 曲線に変換。

Step 1

 フリーハンドの直線の描画と曲線への変形。

    1/ 新しい画像を作成します。

    ファイル>新しい画像

    サイズ=640×400
    背景=透明(必須)

    2/ 背景レイヤーに、ブラシツールを使用してフリーハンドで横線を描きます。 

    描画色=黒
    ブラシ=Circle(19)

    3/ フリーハンドの直線を曲線に変形します。

    フィルタ>変形>ひん曲げる

    手法:
    オプションで、「上」もしくは「下」を選択し、カーブ変更ボックスの線を操作し、任意のカーブを作成します。

    4/ この曲線のレイヤー名を変更します。

    レイヤー名=Curve

Step2-2 ブレンドの適用。

Step2-7 炎のような感じに変換。

Step2-8 不透明度の変更後。

Step 2

 背景の作成。

    1/ 新規レイヤーをレイヤータブの最下層に作成します。 

    レイヤー名=Background
    背景=透明

    2/ Backgroundレイヤーにブレンドを適用します。

    設定:
    描画色=922f00(HTML表記)
    背景色=黒
    グラデーション=描画色から背景色 
    形状=放射状
    グラデーションの適用方向=中心から外

    3/ Backgroundレイヤーを複製し、BackgroundレイヤーとCurveレイヤーの間に置きます。

    レイヤー名=Bkgr Dodge

    4/ Bkgr Dodgeレイヤーのレイヤーモードを変更します。

    レイヤーモード=覆い焼き

    5/ 新規レイヤーを作成し、Bkgr DodgeレイヤーとCurveレイヤーの間に置きます。

    レイヤー名=Cloud

    6/ Cloudレイヤーに、雲フィルタを適用します。

    フィルタ>下塗り>雲>厚いノイズ

    設定はDefaulで差し支えありません。

    7/ Cloudレイヤーを炎のような感じに変形します。

    フィルタ>変形>対話的歪み

    炎のような感じに適当に渦巻きを作成します。

    8/ Cloudレイヤーの不透明度を変更します。

    不透明度=20%

Step3-3 曲線の色の変更。

Step3-7 輝き部分の追加。

Step3-9 二つのレイヤーモード変更後。

Step 3

 曲線のカラーの変更と輝きの追加。

    1/ 選択範囲を作成します。

    Curveレイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    2/ 描画色を変更します。

    描画色=ff3a3a(HTML表記)

    3/ Curveレイヤーで、選択範囲を描画色で塗りつぶす。

    編集>描画色で塗りつぶす

    4/ 選択範囲は維持したまま、選択範囲を2px縮小します。

    選択>選択範囲の縮小

    縮小量=曲線の太さによります。作例では、4。

    5/ Curveレイヤーを複製します。

    レイヤー名=Curve Copy 

    6/ 描画色を変更します。

    描画色=fae4dd(HTML表記)

    7/ Curve Copyレイヤーで、選択範囲を描画色で塗りつぶします。

    編集>描画色で塗りつぶす

    8/ Curveレイヤーのレイヤーモードを変更します。

    レイヤーモード=オーバーレイ

    9/ Curve Copyレイヤーのレイヤーモードも変更します。

    レイヤーモード=スクリーン

Step3-9 二つのレイヤーモード変更後。

Step 4

 もう一つの曲線の作成。

    1/ Curve Copyレイヤーを複製し、レイヤータブの最上層に置きます。

    レイヤー名=Curve#2

    2/ Curve#2レイヤーのレイヤーモードを変更します。

    レイヤーモード=微粒結合

    3/ Curve#2レイヤーの曲線を変形します。

    フィルタ>変形>ひん曲げる

    手法:
    オプションで、「上」もしくは「下」を選択し、任意のカーブを作成する。

    4/ Curve#2レイヤーを鏡像反転し、適当に拡大縮小、移動させます。

    5/ Curve#2レイヤーを複製し、再上層に置き、レイヤー名とレイヤーモードを変更します。

    レイヤー名=Curve#2 Copy
    レイヤーモード=ハードライト

Step5-1 テキスト入力後。

Step 5

 テキストの作成。

Step6-5 整列。

Step 6[OPTION]

 整列。

    1/ GIMPで各アイテムを整列させる方法です。ここでは、Fire & Dragonテキストレイヤーを画像の中心に配置しています。ツールボックスで配置ツールを選択します。

    2/ レイヤータブで、画面全体を制御しているBackgroundレイヤーを選択します。

    3/ 配置ツールのプロパティの 基準 で、アクティブなレイヤーを選択します。この操作で、整列プロパティの各オプションボタンがアクティブになります。

    4/ イメージ ウィンドウでテキストをクリックします。テキストレイヤーに移動対象になったことを意味する黄色い四角が四隅に表示されます。

    5/ 上段中央のボタンをクリックすると左右中央に表示されます。その下のボタンをクリックすると、上下中央に表示されます。

    作例では左右中央のみを実行しています。

Step7-5 ブレンド適用後、レイヤーモードを覆い焼きに変更。

Step7完成時のレイヤー構造。

Step 7

 装飾。

    1/ Fire & Dragonテキストレイヤーにドロップシャドウを適用します。

    設定:
    オフセット=X/Y共に0
    ぼかし半径=8
    色=赤(FF0000、HTML表記)

    2/ 描画色を変更します。

    描画色=6473e4

    3/ 最上層に新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Blend
    背景=透明

    4/ ブレンドを適用します。

    設定:
    グラデーション=描画色から透明
    形状=放射状
    グラデーションの適用方向=左上から中央

    5/ Blendレイヤーのレイヤーモードを変更します。

    レイヤーモード=覆い焼き

    完成です。作例では、Curve#2 CopyレイヤーとCurve Copyレイヤーにガウシアンぼかしを適用しています。実画像は以下。

完成した実画像。

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初版作成: 2011/01/01
Presented by HIPPO